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MOA美術館MOA Museum of Art

サイン計画 / 2017

Sign Design / 2017

光琳の紅白梅図のコレクションで知られる熱海のMOA美術館の改修計画に伴うサイン計画である。今回の範囲は、写真家杉本博司によってリニューアルされた展示室内とそれに続くパブリック空間に限定されている。
美術館は、外観から連続する荒々しい割肌のインド砂岩の内壁と、日本的かつ繊細な塗り壁のふたつの仕上げの表情を持ち、駿河湾の風景を取り込んだ贅沢な広さのロビーと、美術品鑑賞のためあえて狭めた空間の対比、また、あふれる外光の空間と美術品のために注意深くセーブされた光量の空間というように、全体が一通りでなく相対する要素を持っている。案内サインはそうした空間の成り立ちをふまえ、どこへも連続しながら成立するように、特に色彩とスケール感に留意して在り方を提案したものである。

lo : 静岡県熱海市
ar : 新素材研究所 + 竹中工務店

lo : Shizuoka, Japan
ar : NMRL + Takenaka Corporation